posted / modified /

【感想】「ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語」でSNSでの議論に苦しんでいた私の心が解放された

【感想】「ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語」でSNSでの議論に苦しんでいた私の心が解放された

(こんなサムネイルみたいににこやかに解放された気分ではないけど、解放された気分)

2021年8月10日、夜、ただしい人類滅亡計画 反出生主義をめぐる物語を読み始めました。そして11日の未明に読み終わりました。

今まで背負っていた肩の荷が降りた本でした。

私は自称、薄っぺらいあまり内容を理解しきっていない反出生主義です、でした。

そんな私が読んで思ったことを、思いつく限り書き並べようと思います。

ほんとに大人が書いたとは思えないほど、文章が下手くそですが、私がわかればいいという前提で書いているのでご了承ください!

※この文章には、子供を持たれている方、子供を持ちたい方などにとっては不快な文章が含まれています。攻撃するつもりはないのですが、ありのままの気持ちを正直に書いているので、傷つけてしまうかもしれません。反出生主義が何か知らない方は一旦ブラウザを閉じることをおすすめします。すみません。

私がこの本を読んで伝えたいこと

  • 反出生主義に縛られているような感覚があったけど、この本を読んで解放された気がするヨ!
  • 「解放」が良い悪いかはわからないが、自分が反出生主義の思考を強めすぎた結果起こる他者への憎悪や負の感情が払拭された
  • 「毒親」という言葉が広まり、「親」「子供を産むことの価値、価値観、自由」を問われている時代だからこそ、反出生主義という視点から1歩踏み込んで考えてほしい。強制はしないけど、未来の子供のためにも考える余裕や興味がある人には読んでほしい(ここは私の押し付けも一つある。)
  • 最後に人類滅亡計画はどうなるか?という点が、この本の全てを集約している気がします。全文読んで最後に結末をちゃんと見届けてほしいです。この「うわぁ…そうなるか、そっか…」という体験をしてほしい。無気力感というかなんというか。

読んだきっかけ

ずっと反出生主義ってなんだろうっていうのを突き詰めたいと思っていたけど、どれも難しそうで迷っていたところ、こちらの本が発売ということを偶然知った。

Amazonで試し読みするといろんな主義が会話をするということがわかり、これならなんか面白そうと思い購入。

この本を説明するならどんな本?

  • 哲学書
  • さまざまな角度から切り込むことにより、反出生主義を理解することができる
  • 「道徳」というものを考え直す
  • 「多様性」が広がり、それぞれの幸福追求を求める中、忘れてはならないことを認識させられる(相手の事情を理解する、推し測ることの大事さ。)

この本を読むのにおすすめな人

  • 毒親育ちで、反出生主義っぽい考えを持ってるけどあまり理解していない人、というか理解したい人
  • 反出生主義っぽい考えを持ってるけど、SNSでの一部の人による過激な発言に心がモヤモヤしている人
  • 巻き込み事故(人身事故、通り魔して自殺しようと思っていた事件など)があるたびに「勝手に1人で死ね!」とつぶやく人にモヤモヤしている人

こんな人たちにおすすめかなと思います。私が上記に当てはまっていて、この本を読むことで「モヤモヤ」がかなり解消されました。

さまざまな立場からの考えを読んで、読み終わるころには頭がかなりスッキリしているのではないかと思います。あとがきまで読んだらもう、浄化された気分に。

この本を読んで「嬉しい」と感じたこと

  • いろんな考え、価値観を持つ人々が本の中ではあるが、会話してくれたこと
  • 私はTwitterでの価値観という武器での殴り合いをやめてほしいと思っていたんだと気が付いたこと(この本がその解決?への1歩を踏み出しているような気がして、嬉しかった。こういうことを文章として世に出してくれる人がいてよかったという気持)

読んでいて気が付いたこと

  • これ、ツイッター上である議論の延長せんのような気がすること
  • 反出生主義という人たちが時たま「子供を産むな!」「不幸を産むな!」的なのを赤の他人に書いて攻撃している人をみていた。まさに、このこうげきがなされた時の、わりかし冷静な攻撃した本人と、周りの会話という感じ。
  • 私はこの、SNSで繰り広げられる攻撃と対立を見ることがしんどい人だった
  • だから、その対立を見ながら終わりがなく戦う人(意見を押し付け続け、思想を垂れ流しし続けていること)がしんどくて、でもこの本ではちゃんと相手と向き合い、話をしていっている。反出生主義というものは何かを考える本ではあると思うが、こうやってさまざまな立場からの会話が繰り広げられている様子は、私が望んでいたことのような感じで、涙すらでそうだった。そうなんだよ、みんな一方的に考えるんじゃなくて、これも1つの考えだと過剰に見るのではなく、落ち着いて見てほしいなと。
  • 歴史をたどっていても、考え方は変わってきているので、新しい価値観や思考が生まれても不思議ではない。それを拒絶すべきではないとは思う

この本を読んで、結局何を思ったのか

私は私でいい。

でも、一歩止まって相手を知る、相手の気持を汲み取る理解する姿勢は必要なのかな?と。

全部読んでそれが腑に落ちたというか。

まとめずに文章でだーっと書いた感想(上記とかぶるものもあります)

読む前の気持ち

反出生主義が正しいことにとにかく拘っていた。世の中では反出生主義は少ないだろうし、本書の中でも同じように「え!?なにその考え方!?」と言われている。

だから、自分が反出生主義のような考えを持つことに抵抗があった。もってはいけないのだろうかと思っていた。その気持ちをもっていたからつらかった。そして、反出生主義に突き抜けてしまった人が、他人を攻撃しているのをSNSで見てしまい、さらに辛かった。この段階で、自分が持つ主義に絶対的な信頼はおけなかった。私の気持もわかるが、子供を生みたくて生んだ人を否定していいわけではないし、彼らには彼らの正義や道徳がある。

読んでからの気持

SNSで一方的に攻撃をしかける「反出生主義者」と「出生主義」or「特に何も考えてない、産むことがなんとなく当たり前」と思っている人の対話が見れたことが嬉しくて、それだけで気持ちが浄化された。1人で悩んでいたから、こうやって長い時間をとって本の中で会話がなされていることが嬉しかった。争ったり、攻撃したりして誰かが悲しむのが辛かった。

Twitterでこの本を読んだ後、反出生主義についてのツイートをあさってみていたが、反出生主義であるかぎりしんどいといったツイートをみた。まさに私のような状態なのかなと。

別に反出生主義という考えがわるいのではなく、それに縛り付けられた人生が苦しいなという点でということです。

私はこの本を読む前はまさにこの考えに頭が支配されていて、子供を「年齢が迫っているから」「女として生まれたから」「好きな人との子供がほしいのは当たり前」「金銭面などで何も考えていない」「子供をつくろうとしている人たちが何かしらの精神疾患を持っており、その影響の大きさをを知らない」人へ怒りの感情があった。自分の身勝手で子供を苦痛のある世の中になんの疑問もなく送り出しているように見える人たちが恐ろしかった。(自分が毒親生まれで、ブルーのような考えをもっていて、それがゆえにブラックのような反出生主義のような考えになっていった。)

もうそれはそれは、見るもの全てが苦しく見えていました。

相手からしたら私も狂気的な考えに見えるかもしれないが、私からみても狂気的な考えにしか見えなかった。

でも、こんなにいろんな思想・考えがぶつかりあって、最後あとがきを見てもわかるが、この議論は結論がない。

ありきたりの結論のように見えるが、そこに行き着くまでの会話を追うことで、その「結論がない」ということを深く感じることができる。

私はそう感じた。そう感じたことによって、読み終わった瞬間から、そういった怒りの対象だった人への悪い意味での執着が消えた。

頭の良い人や、人と自分の境界線をわかっている人、他人は他人、私は私とわかっている人は本を読まなくてもこの答えに簡単に辿り着けるかもしれない。

でも、反出生主義的考えをネットでみつけて、「これまさに私が思うことだ!」と思い、それに染まっていて、それを誰とも冷静に、平等に話し合うことなく1人でつきつめてしまい、他人への負の感情が大きくなりすぎている人には楽になる1冊ではなかろうか。

本当に反出生主義を否定するわけではないけど、私はこの主義から1歩遠ざかれてよかった。本当に苦しかったから。

私はそうだったのだ。私はそう感じたのだ。これが自分の答えだなと思う。

うまくまとめれませんが、読んでよかった。

今まで読んだ「哲学書」で1番心にきた本でした。

おわりに:わざわざAmazonで紙の本を買い足しました

世の中、多様性というものが溢れ、さまざまな意見があり、尊重しようよと言いながら混沌として、攻撃が繰り広げられている世界をまた見て苦しくなった時に、お守りとしてこの本をそばに置いておきたいと思いました。

なので、kindleで買ったにもかかわらず、Amazonでしっかり単行本を買いました!マレーシアへの配送料約1000円!それなりの価値があるかなと私は思いました。Twitter見てると表紙へのこだわりも見えるので、実際に手をとってみたいという気持ちもあって。

たぶん、これは死ぬまで役に立つ本だと思います。私的には。

この本、どうやって感想をまとめようかと思いましたが、文章にして構成する能力が私にはなさすぎたので、箇条書き、部分的に抜き出して書いて、後半に文章で書いたままを載せました。

頭悪いの丸出しですが、まぁ伝わる人にだけ伝わればおっけーということで。

とりあえず、私にとっては良い本でした。

おわり。

あ、どう心が解放されたかをちゃんと書いていなかった気が

私は、この本を読む前は、自分の価値観に間違いがあると思いつつ、それをそうだと思えませんでした。

反出生主義、悲観主義的な考えを正しいと思い、疑いつつも、自分が正しくて、「生まれてくる子供のことを考えていなさそうな人」を見ることが苦痛で仕方ありませんでした。

でも、本を読んで、私が絶対的に正しいわけではないということを説得されたような気持になりました。

それにより、私は「あ、もう別に他人の人生だし、どうでもいいわ。好きにすればいいよ。」とすーーーーっと考えられるようになりました。無理にそう考えるのではなく、自然と考えられるというか。

私は人として、「こういう人は子供を産むべきではない」という考えをしていたことを恥ずかしいと思う一方、間違っていないとも思っていました。このせめぎあいが繰り返されていたが、本を読むことによって終わったと。

私の今の気持、考えは、「みーんな本当に考えは違う。少数派が間違っているような気がしたり、多数派があっているように見えるけど、それにとらわれてはいけない。根本の”道徳”が違うこともある。そんな不安定な”道徳”から生じる派閥なんて考えたって仕方がない。だから、自分が今学んできた、聞いてきた、体験してきたことで「正しい」と思うものをそう思えば良い。」という感じだろうか。他人の意見についても、その気持や考えにいたるまでに同じく様々なことがあったにちがいないから、それをちゃんと想像できる人であればいいと。

なんか理論が破綻してそうな文章を書いたな。そう、私は論理的とか、理にかなったものをかけません。つっこみどころ満載だとは思いますが、私個人はこれで納得しているので、頭のおかしな人の一意見程度に見てくれれば良いかなと思います。

なんだろな。難しいな。